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【移住コラム】多様性を認めあうために、あなたの「●●であるべき」を外し続けよう

私が入居するコワーキングスペース「ウィズスクエア福岡」。2023年秋にもう一つの「ウィズスクエア」が福岡に誕生する予定です。(※)場所は北九州市の門司港で、「コレクティブハウス」をコンセプトにしています。
(※)2023年6月現在、クラウドファンディングに挑戦中です。

コレクティブハウス

コレクティブハウスイメージ図

このサイトにも説明がありますが、おさらいをすると、コレクティブハウスは「それぞれが独立した専用の住居といくつかの共用スペースから成り立つ、生活の一部を共同化する合理的な共同住宅です。

コレクティブハウス

コレクティブハウスとは:多様な価値観、多世代を包括した新しい住宅モデルです。各世帯が独立した住居を持ちながら、共同でつかう共有スペースを備え、交流をしたり、暮らしの一部を共同化する住まいです。既存の「家族の在り方」や「住まいの在り方」を超えた暮らし方が実現できます。

 

こうした暮らし方として広まっているのが、シェアハウスやソーシャルアパートメントですが、コレクティブハウスにはこんな概念があります。

「既成の家族概念、福祉概念、住宅概念にとらわれず、人と人との新しいかかわり方をつくりながら、より自由に、楽しく、安心安全に住み続ける暮らし方です」

この概念を私なりに補足すると、「多様性という世界が広がりつつある中でこれまでの価値観にとらわれず、それぞれが認め合って生きていきましょう」というメッセージも込められているのではと推測できます。

変化の激しい時代 価値観のアップデートは必須

「多様性」や「ダイバーシティ」という言葉が日本で使われ始めたのは、1980年代からです。男女の雇用差別が社会問題になっていた時期で、差別解消のために男女雇用機会均等法が1985年に制定されました。

こうした目に見える形の差別が解消されていく一方で、私たちが持つ価値観はなかなかアップデートがされていません。「バイアス」を持った価値観とでもいいましょうか、「男はこうあるべき」「女はこうあるべき」「子どもはこうあるべき」という価値観を持ったまま年齢を重ねていきます。

ただ、変化の激しいこの時代において価値観に変化が起きないのは、果たして良いことなのでしょうか。例えばランドセル。私が小学生だった1980年代後半は男の子が黒、女の子が赤が一般的でした。今ではどうでしょう、水色、ピンク、茶色に紫、カラー展開も増えています。日本鞄協会ランドセル工業会の2021年のランドセル購入調査ランキングによると、男の子は「黒」が1番人気ですが、女の子の1位は「紫・薄紫」でした(赤は2位)。時代とともに価値観が変化している1つの事例でしょう。

価値観の変化という側面で見ると、「ともに暮らす」は、これまでの家族団らん、ちゃぶ台を囲んでみんなで一緒にご飯を食べるなど80年代・90年代にはほぼ全くなかった概念です。望む望まないにかかわらず、時代は変化しています。しかも、90年代・2000年代よりも変化のスピードは早くなっています。私たちの価値観も常にアップデートしないといけない。

頭の中にある「●●であるべき」を外す作業をしよう

そんなことを思いながら、私が心がけているのは「べき」を外していく作業です。「男は強くあるべき。泣くべきではない」「女はおしとやかであるべき。男を立てるべき」という昭和の価値観から、まず「べき」を外していきました。

「べき」を持ち続けていると、自分の価値観が狭まります。多くの人に会い、様々な考えがあることを知り、「世の中にはいろんな人がいるんだなー」と私に新しい価値観を提供してくれるのです。元々、偏見や先入観を持たないように心がけていますが、それでも無意識のうちに「べき」がこびりついたままの時もあります。いわゆるアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)です。

組織に属しているときは、ある程度の帰属意識を持たないといけないので、それがアンコンシャス・バイアスを生み出します。これ自体は悪いことではありませんが、ではバイアスが社会全体に通じるのかは常に疑ったほうがいいのです。

個人の価値観をアップデートするには、時代の流れを捉えつつ、その時代に応じた価値観をできるだけ多く許容し、互いに認め合う必要があります。

コレクティブハウスで共に暮らしていく上で心がけていきたい「べきを外す」のお話でした。

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