【移住コラム】飛行機移動が多い人は「博多〜西新」の間に住むといい

福岡市市営地下鉄路線図

今回は福岡を走る地下鉄の話です。

福岡市市営地下鉄

福岡の地下鉄は、福岡市中心部を走る3路線があります。福岡空港〜姪浜を走る「空港線」、中洲川端〜貝塚を走る「箱崎線」、橋本〜天神南を走る「七隈線」です。私も移住してから3路線全てを利用していて、特に空港線は頻繁に利用しています。

移住するときにどの場所に住むか、ポイントの1つに「空港線沿線に住むかどうか」が挙げられます。東京をはじめ、福岡以外に頻繁に飛行機で移動する人は空港線沿線に住むのが便利です。空港に直結している駅はとても魅力的ですよね。

福岡市市営地下鉄路線図

では、どの駅に住むのがいいのか?1駅でも2駅でも空港に近いほうが良いんじゃないか?そう思う方もいると思いますが、福岡の地下鉄は東京と比べて駅と駅の間隔が短く、駅数も少ないので東京基準で選ぶ必要はないんです。

福岡と東京の地下鉄をデータで比較してみます。福岡市営地下鉄の空港線の営業キロは13.1キロ(福岡市営地下鉄HPより)。これに対し、東京の主要地下鉄を見ると、東西線が30.8キロ、有楽町線が28.3キロ、日比谷線が20.キロ、比較的短い部類に入る銀座線でも14.2キロ(いずれも東京メトロHPより)です。駅数の違いがあるので一概に比較は出来ませんが、福岡と東京の地下鉄の大きな違いの1つに「駅と駅の間を電車が走る時間」があります。

福岡の地下鉄は殆どが1〜2分で1駅を走るのに対し、東京の地下鉄は2〜3分で1駅を走ります。つまり、空港から駅が離れていても、東京ほど距離は離れていないんです。実際に移住した私の感覚からどの駅がよいか解説します。

個人的オススメとしては「博多駅から西新駅の間」(中洲川端駅、天神駅、赤坂駅、大濠公園駅、唐人町駅、西新駅)です。なぜか、西新駅から福岡空港駅までは19分だからです。実はこれ、東京モノレールの空港快速で浜松町駅から終点の羽田空港第2ターミナル駅に行く時間と変わらないんです(時刻によって18分と19分があります)。

つまり、「福岡空港〜西新=浜松町〜羽田空港第2ターミナル」という図式が成り立ちます。これは東京の人からすると、「そんなに近いの?」という感覚になると思うんです。しかも、西新より近い駅に住めば住むほど、より早く空港に行けるんです。移住を検討している方で飛行機をよく使う方は「空港線の西新駅まではOK」という感覚で部屋探しをするといいと思います。

ちなみに、福岡空港と、その隣にある東比恵駅周辺で暮らすのはあまりオススメしません。博多〜東比恵、東比恵〜福岡空港はそれぞれ3分間隔なので、天神や博多で遊んだり飲んだりした後、帰るのがちょっと面倒になります。住むならやはり飲食店や遊びのスポットが多い「博多駅から西新駅の間」がいいと思います。

移住コラム

木村公洋(きむら・きみひろ)さん 移住コラム

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