【移住情報】熊本県熊本市

気が付けば2022年も1ヶ月が過ぎ、時間が経つのが早く感じられます。ここ2ヵ月程非常に忙しく、久々の寄稿になり失礼致します。
最近私、東京都在住のフォトライター・奏(かなで)ララは、昨年の流行語大賞にもノミネートされた「SDGs」の取り組みについて興味を持つようになり、できることから少しずつ実践しています。
きっかけは昨年10月、当サイトの運営会社・ウィズスクエアのオンラインサロン「起業淑女のサロン」(https://lounge.dmm.com/detail/1187/)で行われたリアルイベント「クリーニングパーティー」に参加しました。イベントは洋服や雑貨、日用品などそれぞれ不用品を持ち寄り、その中から欲しい物を頂くというものです。
今まで不要な物はすぐに処分していましたが、このイベントに参加してからは「自分の不要品は誰かのお宝かもしれない」と思い、捨てずにリサイクルすることを心がけるようになりました。
起業家やこれから起業を考えている人に、九州や沖縄県、山口県の移住情報をお届けする「ともに暮らす.com」(トモクラ)の【移住情報】。
今回は、2019年度にSDGs未来都市及び自治体SDGsモデル事業に選定された、熊本県熊本市を取り上げます。

【アクセス良好な九州の拠点都市・熊本市】

金峰山

熊本市は九州のほぼ中央という、地理的に恵まれた場所です。2011年には九州新幹線が全線開業し、福岡市(博多駅)までは最速33分、鹿児島市(鹿児島中央駅)からは最速44分と移動時間が短縮されたことで生活だけでなく観光の利便性も大きく向上しました。

また熊本県の県庁所在地で、日本最南端の政令指定都市です。
九州内の各県とも隣接していることから、さまざまな観光地への行き来も簡単です。また、県内の各地へもアクセスしやすく、東に行けば阿蘇、西に行けば天草など、主要な観光地に足を運ぶことができます。

【気になる移住支援金・移住創業支援金について】

水前寺成趣園

●東京圏から熊本市に移住して就業または起業された方に、“移住支援金”を交付
経済観光局 産業部 経済政策課 しごとづくり推進室
TEL:096-328-2377
FAX:096-324-7004

shigotozukuri@city.kumamoto.lg.jp

熊本市内への移住・定住の促進及び中小企業等における人手不足解消のため、東京23区(在住者又は通勤者)から熊本市へ移住し、対象企業等に就業又は起業(熊本県認定)された方に「移住支援金(2人以上の世帯の場合100万円、単身の場合60万円)」を交付する事業を令和元(2019)年10月16日(水)から開始しました。
移住支援金の対象企業は熊本県のマッチングサイト「ワンストップジョブサイトくまもと/移住支援金対象求人一覧(外部リンク)」をご確認ください。
※令和3年4月より、プロフェッショナル人材事業・先導的人材マッチング事業を利用して就業した方、又は所属先企業等からの命令ではなく、自己の意思により本市へ移住しテレワークを行う方も対象となりました。

•制度の概要
1.名称 熊本市移住支援金
2.支援金の額(2人以上の世帯の移住者)100万円(単身の移住者)60万円
3.主な交付要件

【移住元に関する要件】
  (1)本市に住民票を移す直前の10年間のうち、通算5年以上、東京23区内に在住していた又は東京圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)のうち条件不利地域以外に在住し東京23区内へ通勤していた方。
  (2)本市に住民票を移す直前に、連続して1年以上、東京23区内に在住していた又は東京圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)のうち条件不利地域以外に在住し東京23区内へ通勤していた方。
  (3)ただし、東京圏のうちの条件不利地域以外の地域に在住しつつ、東京23区内の大学等へ通学し、東京23区内の企業等へ就職した者については、通学期間も本事業の移住元としての対象期間とすることができる。
  ※(1)(2)(3)ともに必須
【移住先に関する要件】
  令和元年10月16日以降に熊本市に転入し、移住支援金の申請日から5年以上、継続して居住する意思を有している方。
【就業、テレワークまたは起業に関する要件】
  (1)対象となる中小企業等(*1)に就業した、又はプロフェッショナル人材事業・先導的人材マッチング事業を利用して就業した方。
  (2)所属先企業等からの命令ではなく、自己の意思により本市へ移住しテレワークを行う方。
  (3)起業においては、熊本県起業支援事業(*2)に係る起業支援金の交付決定を受けた方。
  ※(1)(2)(3)のいずれかに該当すること
上記の他にも要件があり、全てを満たす必要があります。
詳細は、熊本市公式移住情報サイト「熊本はどう?(外部リンク)」及び熊本市移住支援金交付要綱をご確認ください。
(*1)対象となる中小企業は、熊本県のマッチングサイト「ワンストップジョブサイトくまもと/移住支援金対象求人一覧(外部リンク)」をご確認ください。
(*2)熊本県起業支援事業については、下記までお問い合わせください。
■熊本県企画振興部 地域振興課
    電話番号/096-333-2135
    メール/chiikishinkou@pref.kumamoto.lg.jp

植木温泉

●創業支援
新規創業は、ビジネスプラン(事業計画書)の作成、資金調達、各種手続き・・・など、様々な準備が必要になります。そこで、熊本商工会議所では、新規創業をお考えの方に役立つ支援を行っております。
創業に関する相談がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。(無料・予約不要)

●資金調達
新規開業の際の各種融資制度(制度融資とは、国、県、市が中小企業に対する融資制度として設けているものの総称)の斡旋・紹介等を行っています。
■熊本県創業者支援資金制度(熊本県HPへのリンク)https://www.pref.kumamoto.jp/index2.html
■熊本市中小企業創業サポート資金制度(熊本市HPへのリンク
■新創業融資制度(日本政策金融公庫HPへのリンク)
熊本商工会議所 創業支援


【実際に移住×起業した先輩の声】

ヒット商品づくりコンサルタント・金森正治さん

 今回は熊本市にUターン後、起業した、資格やスキルを活かした「ヒット商品づくり」をサポートする、
ヒット商品づくりコンサルタント・金森正治さんにインタビューをしました。

金森さんは熊本の大学を卒業後、地元の印刷会社に入社。その後、自分の力を試したいと東京の大手企業に転職しました。25歳で全国に700店舗ある量販店の本部を担当し、毎月1億円以上を売り上げるマーケティングを実現してMVPを取得し、そこからIT系ベンチャー、教育系ベンチャー経て様々な事業の立ち上げや商品開発、マーケティング、営業で実績を積み上げた経歴の持ち主です。

——熊本市に移住されたきっかけは何ですか?

5年前に母親が亡くなり、姉が一人になったことがきっかけで、地元である熊本市に戻ることを決めました。

——東京にいるときに起業されたのですか?
熊本に戻ってからです。元々起業したいと思っていたので、再就職は考えませんでした。
今までのキャリアで学んだことを生かし、資格やスキル持っている個人事業主の方々に「強み」を活かした「売れる商品づくりの方法」を、ZOOMを使ってオンラインでわかりやすくサポートするサービスを始めたいと思いスタートしました。

——起業した当初の様子はいかがでしたか?
起業した一年目は収入が殆どなく貯金を切り崩していましたが、二年目からは利用されたお客様の口コミどから少しずつ仕事が入るようになりました。

——起業にあたり助成金などは利用されましたか?
助成金無しで起業しました。
ただIllustrator(グラフィックデザインソフトウェア)の学校に3名だけ授業料免除というものにエントリーし、運良くそのうちの1名に選ばれました。授業料は市の負担だったので無料でした。
この時にホームページのデザインを学び、現在の仕事に役立っています。

——熊本に戻ってきて良かったと思うことは?
まず食べ物です。戻ってきてから、熊本は美味しいものがいっぱいあると実感しました。
熊本に住んでいた時は、美味しいのが当たり前だったので気が付きませんでした。
それから自然が近くにあるのも魅力です。

山や海に行くのも、家から車で1時間ぐらいのところにあるので、休日はドライブしながら自然に触れたり、温泉に入ってリフレッシュしています。東京にいた時とは大きな違いです。

阿蘇の雲海

——これから移住して起業したい人にメッセージをお願いします。
パソコンを利用するなどインターネット上で完結する仕事で起業するなら、移住をおすすめします。
熊本市は家賃も物価も安いので、とても住みやすいです。
あと最近は温泉街などでもWi-Fi環境が充実しているので、ワーケーションで一度訪れてみるのも良いと思います。
熊本市で移住して起業したいと興味を持っているなら、是非一度熊本市にいらして下さい。


金森正治さんのホームページ『カナコト発信所』
https://kanakoto.com

【まとめ】

金森さんおすすめの熊本名物 「いきなり団子」

昨年9月からご縁をいただき、この【移住情報】のキュレーターをさせていただいていますが、今回初めてZOOM上ではありますが、実際に移住して起業されている方に直接インタビューをすることが出来ました。
金森さんとは以前から面識があったのですが、どの様な経緯で起業されたのかなどバックグラウンドを全く知らなかったので、新しい一面を知ることができました。
最近は在宅ワークなどオンラインで完結する仕事が増えてきているので、これから移住×起業を考えている方は、金森さんのようにインターネット上で完結する働き方をヒントに、助成金などを上手に利用してみるのはいかがでしょうか。

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