【移住情報】鹿児島県種子島

写真:鹿児島県観光サイト 宇宙科学技術館

 「スポーツの秋」「読書の秋」「芸術の秋」「食欲の秋」など、「〜の秋」には色々とありますが、皆さまはどのような秋をお過ごしですか?
食べることが好きな私、奏(かなで)ララは「食欲の秋」を満喫しています。なかでも今が旬の干し芋が好きで、常に美味しそうな干し芋を見つけては食べ比べをしています。

鹿児島県産 さつま芋

起業家やこれから起業を考えている人に、九州や沖縄県、山口県の移住情報をお届けする「ともに暮らす.com」(トモクラ)の【移住情報】。
今回ピックアップした場所は、サツマイモや干し芋で有名な安納芋の産地・鹿児島県種子島です。

安納芋畑

【南の島へ移住したい方におすすめしたい、鹿児島県種子島】

鉄砲伝来地

 JR鹿児島中央駅より約1時間45分、飛行機だと鹿児島空港から約30分、鹿児島県南方115キロメートルの海上にある「種子島」は鉄砲伝来の地であり、島の東南端には、日本唯一の実用衛星打ち上げ基地「種子島宇宙センター」があります。
産業は農業が中心で、コシヒカリ、さとうきび、茶等の栽培が盛んです。また、トコブシ、イセエビ、ミズイカ等の新鮮な海幸が豊富です。観光面では、世界の珍しい古式銃を展示している鉄砲館や、犬城(いんじょう)海岸、千座の岩屋、門倉岬等の景勝地があります。また、種子島鉄砲まつり、たねがしまロケットマラソン大会等のイベントや、サーフィン等のマリンスポーツも盛んなため、南の島への移住を考えている人にとって絶好の場所です。

【気になる移住助成金について】

種子島宇宙センター

●鹿児島県移住支援金制度

 東京圏23区(在住者又は通勤者)から鹿児島県内に移住し,移住支援金の就業要件を満たす就業をした方,又は起業支援金の交付決定を受けた方に,移住先の市町村への申請に基づき移住支援金が交付される制度です。

【支援金支給額】

* 2人以上の家族・世帯の場合:100万円

* 単身者の場合:60万円

※移住支援金は所得税法(昭和40年法律第33号)の第34条に規定される一時所得に該当します。

【起業に関する主な要件】

 鹿児島県の実施する起業支援事業にかかる交付決定を移住支援金の申請日から1年以内に受けていること。

https://www.pref.kagoshima.jp/af01/jinzai/kigyoshien2.html

(かごしま地域課題解決型起業支援事業の令和3年度の募集は終了しました)

●西之表市移住者定住支援補助金

 種子島・西之表市(にしのおもて) では、経済産業省と総務省から認定を受けた「西之表市創業支援事業計画」に基づき、市内の創業支援機関と「西之表市創業支援ネットワーク」を形成し、専門スタッフによる創業相談支援、創業スクール開催、金融支援などを行っています。

1.西之表市創業支援ネットワーク (創業スクールの実施など)

2.雇用機会拡充事業補助金

3.皆とまち再生支援事業補助金
 ・港町再生支援事業
・企業活動支援事業

【創業に関する様々な課題を解決するための支援施策を紹介するワンストップ相談窓口】

 西之表市では、創業支援事業計画に基づく取り組みのひとつとして、新規創業を希望される方や創業間もない方を対象に、創業に関する様々な課題を解決するための支援施策を紹介する「ワンストップ窓口」を経済観光課に設置しています。

「新しくお店を始めたいけれど、何から手を付ければいいのか分からない」「創業に向け、必要なことを知りたい」という方は、経済観光課 商工政策係へ問い合わせてみてはいかがでしょうか。

経済観光課 商工政策係 TEL:0997-22-1111

【実際に移住した先輩方の声】

熊野海水浴場

2011年に家族で種子島に移住した風間辰広さんは、2012年に島宿HOPEを開業、2018年に種子島ジェラードHOPEを開業、商工会青年部・移住者・行政が連携し、南種子町への移住をサポートする民間団体・南種子町定住促進実行委員会のスタッフとして活躍されています。

南種子町定住促進実行委員会オフィシャルサイト「Join種子島」は、都会から抜け出して、田舎で子育てしたい!田舎で起業したい!田舎で暮らしたい!田舎に価値観を共有する方々のサポートを行っています。

・「Join種子島」ホームページ  https://joitane.com

さらにYouTuber HOPEとしても活動しており、YouTubeチャンネル「TANEGASHIMA HOPE」で種子島情報や移住についての情報や、趣味のサーフィンの動画などを発信しているので、チャンネル登録をすれば最新の種子島情報をキャッチすることができます。

こちらの動画では離島で商売・起業について、長年種子島で働かれている風間さんの貴重なお話を聞く事ができます。

・種子島で商売?起業??やりましょう

https://youtu.be/_io7Uz_weYM

【あなたのチャレンジを手助けする場所「YOKANA」 】

風間さんのYouTubeチャンネル「TANEGASHIMA HOPE」でも取り上げられている、まちづくりのチャレンジ拠点「YOKANA」。

・チャレンジするならここでしょう〜「YOKANA」

https://youtu.be/MXcUSmkltmk

2021年8月、種子島・中種子町の旭町商店街で20年間空き家、空き店舗になっていた建屋がリノベーションされ、まちづくりのチャレンジ拠点「YOKANA」として生まれ変わりオープンしました。

「YOKANA」は種子島の方言で「いいね!」の意。「誰もがチャレンジへの第一歩を踏み出せるチャレンジ拠点『YOKANA』」を創ったのは、中種子町の地域おこし協力隊の夫婦・湯目知史さんと由華さん。

「YOKANA」は2階建てで、1階にはカフェスペース、レンタルキッチン、コワーキングスペース、プレイルーム、アトリエなどが完備されていて、2階部分は宿泊施設となっています。

1階は時間単位で気軽にレンタルできるキッチンスペースや、パソコンや資料を持ち寄ってみんなで働くことが出来るコワーキングスペースがあり、2階に上がれば、仲間と語り合ったり疲れを癒すことが出来る宿泊スペースやラウンジスペース、シャワールームなどが常備されています。
宿泊スペースには2段ベット2台のドミトリー(4人部屋)とシングルベット2台の個室があり、女性やゲストハウスに慣れていない方でも利用しやすい施設となっています。

「YOKANA」で特に注目したいのは、チャレンジ相談です。
コミュニティや事業の伴走支援や、空き家・空き店舗を探すまで相談に応じています。

10代の頃から地域創生を考えていた湯目夫妻。種子島でこれから何かを始めたい、種子島を盛り上げたい、チャレンジしたい方を応援したい、という想いで「YOKANA」 をスタートさせました。

「YOKANA」が目指すのは、
・YOKANAを出発点に、挑戦する人を増やすこと
・挑戦したい人が挑戦したいことを恐れずに発信して、誰もが楽しく仕事をすることが出来るようになること
・若い人を筆頭に島民が種子島に希望を持ち、大好きな種子島を未来へ残すアクションを起こせるようになることです。

・【YOKANA】ホームページ  https://www.challengebase-yokana.com

【まとめ 】

憧れの南の島に移住し、いざ起業を始めても理想と現実のギャップに悩まされることや、ひとりで問題を抱えていても解決出来ないことが多々あるかと思いますが、風間さんが動画で紹介していたように、離島では同業者をはじめ他業種の方々など隔てなく関わることができ、そこから輪が広がり苦手なことは得意な方に依頼したり、また問題解決のヒントが得られたり、新しいアイデアが生まれたりとコミュニティが一丸となってバックアップしてくれることでしょう。

先ずはチャレンジ拠点「YOKANA」 やJoin種子島、経済観光課 のワンストップ相談窓口で相談するなど行動を起こし、一緒に夢に向かって走ってもらいながらチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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